回復期病棟
Convalescence Rehabilitation
回復期リハビリテーション病棟は、患者様が主体性をもって
自分らしい生活を取り戻せるように、共に考え支援します
栃⽊県⻄地区唯⼀の回復期リハビリテーション病棟を、2014年10⽉に開設しました。
リハビリテーション科専⾨医を含む各専⾨医職が患者様・ご家族と⼀緒に⽬標を設定し、⼼⾝機能の向上を⽬的とした集団リハビリテーションや、⽣活⾃⽴度の向上を⽬的とした⽣活リハビリテーションも実施しております。
患者様の平均年齢が78.6歳(2022年4⽉〜9⽉)と⾼いにもかかわらず、在宅復帰率75.9%であり、FIM※の向上・⾼い在宅復帰率を維持しております。(2022年4⽉〜2022年9⽉:実績指数46.1点)
私たちはこれからも、患者様⼀⼈⼀⼈に寄り添い、⼀緒にゴールを⽬指してリハビリテーションのお⼿伝いをさせていただきます。
※FIM(機能的⾃⽴度評価法)とは:⼈の動作レベルを細かく評価し、適切な治療や訓練につながるように考えられたADL(⽇常⽣活動作)評価法です。機能回復の程度がわかりやすい点に特徴があり、各国の医療や介護分野で広く⽤いられております。
チーム医療とは
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理学療法士(PT)
理学療法では、起き上がりや乗り移り、歩行などの基本的な生活動作の獲得に向けたリハビリテーションを行います。自主トレーニング指導や各種装具の検討・導入なども行い、自己管理しながら安全に生活できるような支援も行っております。
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作業療法士(ОT)
作業療法では、着替えや排泄、入浴などの生活動作や家事といった役割活動の獲得に向けたリハビリテーションを行います。趣味活動の提供や退院後の生活環境に応じた福祉用具の検討・導入なども行い、スムーズな退院支援に繋げております。
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言語聴覚士(ST)
言語聴覚療法では、コミュニケーションや飲み込みに障がいのある患者様に対し、各種手技や機器を使ったリハビリテーションを行います。代償方法の習得や環境整備、適切な栄養管理方法なども指導しながら、心理的なサポートも行っております。
回復期リハビリテーション病棟の対象患者
対象患者(疾患)・算定上限日数
対象患者(疾患) | 算定上限日数 | |
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A | 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症もしくは手術後、又は義肢装着訓練を要する状態 | 150日以内 |
B | 高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害 重度の頸髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷 |
180日以内 |
C | 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折、又は2肢以上の多発骨折の発症後、又は手術後 | 90日以内 |
D | 外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後の状態 | 90日以内 |
E | 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は、膝関節の神経、筋又は靭帯損傷後 | 60日以内 |
F | 股関節又は膝関節の置換手術の状態 | 90日以内 |
入院申し込みから入院するまで
- 1現在⼊院中の医療機関を通して、当院の地域連携室までご連絡ください
TEL:0288-50-3111(代)/FAX:0288-50-3112
担当相談員:武藤 - 2当院より、現在入院中の医療機関に診療情報提供書、入院前調査票(当院指定)を依頼
- 3現在入院中の医療機関からの情報を元に、入院の可否を判定
(場合によっては、療養病棟への入院の可否も含めて検討) - 4当院より、現在⼊院中の医療機関へ判定の結果と⼊院・転院の受け⼊れ可能な⽇時を連絡
- 5病院見学・家族面談
- 6入院
1日の流れ(ある患者様の例)
自宅での生活を想定して、病棟内でも起きて過ごしていただきます。
6:00 | 起床・整容動作・更衣動作・排泄動作 |
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8:00 | 朝食 |
8:30 | 整容動作・排泄動作 |
9:00 | 離床活動(リハビリテーション、入浴等) |
12:00 | 昼食 |
12:30 | 整容動作・排泄動作 |
13:00 | 離床活動(リハビリテーション・レクリエーション等) |
18:00 | 夕食 |
18:30 | 整容動作・更衣動作・排泄動作 |
21:00 | 就寝 |
退院までの流れ
面談について:入院1ヵ月後を目安に、ご家族との面談を行い、現在のリハビリテーションの状況や今後の方針をスタッフと話し合います。