各部署
Department
回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟は、患者様が主体性をもって、
自分らしい生活を取り戻せるように、共に考え支援します。
当院は、平成26年10⽉1⽇に回復期リハビリテーション病棟(28床)を開設いたしました。
脳⾎管疾患または整形疾患等の患者様に対し、⽇常⽣活動作(ADL)訓練と呼ばれる「⾷事をとる」「洋服を着替える」「⾝⽀度を整える」「トイレに⾏く」「お⾵呂に⼊る」などの、⽇常⽣活全般に関わる動作の向上及び在宅復帰を⽬的としたリハビリテーションを集中的に⾏なう病棟です。
リハビリテーション部部⻑の鈴⽊医師を中⼼に、看護師、介護福祉⼠・介護職員・理学療法⼠・作業療法⼠・⾔語聴覚⼠・管理栄養⼠・薬剤師・医療相談員などの専⾨職が協働で患者様に合ったリハビリテーションプログラムを作成し、質の⾼いリハビリテーションを実施しています。
また、趣味活動やレクリエーション・体操などの集団リハビリテーションを⾏い、起きて⽣活する習慣をつけていただくことで、退院後もベッドから離れて⽣活することができるよう援助しています。
充実したスタッフの配置により、患者様の平均年齢が78.6歳(2022年4⽉〜9⽉)と⾼いにもかかわらず、在宅復帰率75.9%であり、FIMの向上・⾼い在宅復帰率を維持しています。(2022年4⽉〜9⽉:実績指数46.1点)
3階 養病棟
思いやりを持って、患者様・ご家族に対応する
3階病棟は、症状は安定しているが、家庭や施設に戻るには不安が残る。そのような患者様に対して、看護・介護及びリハビリテーションを継続して行い、少しでも、自立した生活が送れるよう支援することを目的としています。
医療が必要な患者様には医療を提供し、外来透析ではフォローできない患者様を入院透析で看ています。終末期の患者様には、病気にかかわる積極的な治療ではなく、患者様・ご家族の苦痛をとりのぞき、残された期間を安楽に過ごしていただき、患者様がその人らしい生活を送れるように、また、
ご家族と共に過ごす時間を大切にできるよう努めています。
患者様の病状の変化や問題が生じた場合、目黒副院長・病棟スタッフだけでなく、リハビリ、栄養士等の多職種も一緒になり問題解決に向け取り組むようにしています。IVHの患者様は離脱し、食事が摂れるようになり、自宅退院や施設入所が可能になっています。入院時に褥瘡があった患者様は、適切な治療で治癒しています。患者様・ご家族の希望も取り入れ、よりよい看護・介護が提供できるよう日々努力しています。
2階 東療養病棟
医師・看護師・介護士のチームワークのとれた病棟です
2階東病棟の窓からは、春は梅と桜、夏は明るい日差しと新緑、秋は木々が色づき、冬は雪景色と四季折々の風情を感じられる環境にあります。
穏やかに過ごせる環境の中で、急性期治療終了後の慢性疾患に対する治療や継続して療養が必要な、主にリハビリテーションを目的とした患者様と認知症の患者様が療養生活を送っています。
患者様と家族に寄り添い、各段階にあわせた個別性のある看護の提供ができるようチーム内で日々情報交換を行い、患者様一人一人に対し適切なリハビリテーションが行えるよう努めています。
また出来る限り寝たきりにならないように管理栄養士と協力し、栄養・食事面の改善を図りながら季節の行事やレクリエーションなど積極的に参加できる活動の機会を提供しています。
私たちは、熊谷院長を中心に常に優しい心と笑顔で患者様との時間を大切にしながら、ADL(日常生活動作)のみならずQOL(生活の質)の向上に努め、質の高い医療・看護・介護を提供できるように日々取り組んでいます。
2階 西療養病棟
優しさと思いやりを持って最後の一瞬まで…
~リハビリから看取りまで~
当病棟にはリハビリや療養を目的とした患者様が入院されています。主に脳血管疾患後遺症の方、認知症の方、急性期治療後の方、終末期の⽅など様々な方が療養生活を送っています。
病棟目標に「優しさと思いやり」を掲げ患者様やご家族が安心していただけるよう、他職種との連携を図りながら方向性を一つにし、看護・介護を提供しています。
患者様一人ひとり その人らしさを尊重し、熊⾕病院⻑を中⼼に他職種でカンファレンスを行い、笑顔でよりより看護・介護ができるよう日々を協力し合い頑張っています。
そして、病院の方針により子育てしながらも、スタッフ同士協力し合い働きやすい環境になっています。
透析センター
当センターは、個人用透析装置2台を含む31台のベッドサイドモニターを有し、緊急・臨時透析への対応も可能で、現在当院で治療を受けられている慢性維持透析患者様は50余名になり、安定した治療経過で過ごされています。
また、CAPD療法も施行している他、腹水濃縮還元療法、エンドトキシン除去吸着浄化療法など、様々な治療法に対応可能となっています。
センターの治療環境は全床ベッド形式で、各ベッドは透析専用の狭小ベッドでは無く、通常サイズのリクライニング電動ベッドを採用し、ベッド配置間隔もストレッチャーや車椅子が容易に出入りできるスペースを確保し、快適な治療環境を提供しています。
治療面では、患者様の高齢化や、原疾患が糖尿病性腎症の増加を考慮し、フットケアなどにも重点を置いて観察する事や、バスキュラーアクセスの管理にも力を入れ、良好な成績を維持しています。 更に、観光都市「日光」の地域特性もあり、可能な限り旅行者の臨時透析なども受け入れ、皆様から感謝の言葉を頂戴してきました。